卵の良し悪しは白身にあり!

 今回は日頃あまり目立たない白身についての話題です。

 卵の白身って正直なにかにつけて脇役っぽいイメージがつきまといますよね?

卵の良し悪しを判断するときも割ってすぐに目に飛び込んでくるのはどちらかというと黄身の方ですから。
 
でもよ~く考えて見て下さいね?

皆さん、殻の中の卵の中身の状態を想像してみてください。
 
 黄身の周りに白身が保護するように覆っています。

 この黄身が細菌などにやられるとヒヨコちゃんはこの世に誕生できません。

 そのため、黄身を守っている白身が丈夫かどうかが卵の質を決めます。

 この白身って見た目はなんも栄養なさそうですけど実はかなりの優れもの!

 白身の品質が良いものほど卵全体の品質も優れているといっても過言ではありません。
 
そこでね、ここでは、買ってから卵の良し悪しを判断する方法をお教えします。

 その方法とは白身で「メレンゲ」を作ってみてください。

 品質が良いほどあわ立ちも良くてそのままにしていてもなかなか泡が崩れません。ケーキを焼いて見てスポンジの凹み具合を比較してみればよくわかります。
 
 品質の良い卵の白身は弾力があり、コシもしっかりしていてのでメレンゲにしたときに気泡の粒も細かくバランスがとれています。そのため、ケーキなどの粉物の料理をしるとその差がすぐにわかります。
 
 生産者からの立場から数多くの種類の卵が並んでいる中で自分のお気に入りの卵を選ぶ基準のひとつにはこのメレンゲを作って比較して見るってのがおすすめです。
 
なぜかといいますと、
 メレンゲの出来ばえに日頃から鶏が食べている餌のグレードが反映されています。そして、この餌っていうのは一度配合すると通常ではそう簡単に配合割合を変えることは出来ないんですよ。我が家みたいに自分のところで配合して作って与えているところは別ですが大抵のところは自分達では出来ません。ですから、一度メレンゲを作ってみればそのブランドの卵の質が予測できます。

ということで一度お試し下さいm(--)m

 白身の悪い卵が黄身はいけている卵になるなんてことはまずありえませんので。




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